ANA国内線【PR】

オヤジノコゴト

麻酔科医の一平卒からどちらかというとマネジメント業務が臨床麻酔においても中心の仕事になってきた。自分の麻酔は自分で責任を持つ。術前診察,評価,麻酔計画,準備,術後管理を含めて患者を診るのは当たり前で,自分の麻酔を途中で人に代わる事や担当患者の術前診察を人にお願いすることなど特別な事情でもない限り有り得ない。プロの麻酔科医ならそんなの常識である。と思っていた。
マネジメントをするようになって,麻酔科医の常識だと思っていた自分の考えが通用しない同僚に出会う事が度々ある。「週末を挟むので今日(金曜日),週明けの術前診察と同意書を取りに行きたいので麻酔を一時交代してください」「麻酔が落ち着いているのに手術室を離れられない環境は居心地が悪い」「今日は医局の宴会があるので,若い人たちには先にあがってもらって後は専門医以上で引き継ぎましょう」などなど。効率重視,明らかに方向性を間違った教育哲学がちらほら見られる。効率ってそんなに大事なのか。麻酔科医としての気概はいづこへ。「術前なんて自分で行くのが当たり前だし,術前は週末空いた時間に行くので今日はこの患者の麻酔管理を全うしたい」って僕にとっては当たり前のことが当たり前でなくなっていることに愕然とした週末でした。こんな小言が言えるのは人手にまだ余裕があるからなのだろうけど。

以下,内田さんのぶろぐより
仕事というのは自分で選ぶものではなく、仕事の方から呼ばれるものだと僕は考えています。
「天職」のことを英語では「コーリング(calling)」とか「ヴォケーション(vocation)」と言います。どちらも原義は「呼ばれること」です。僕たちは、自分にどんな適性や潜在能力があるかを知らない。でも、「この仕事をやってください」と頼まれることがある。あなたが頼まれた仕事があなたを呼んでいる仕事なのだ、そういうふうに考えるように学生には教えてきました。
仕事の能力については自己評価よりも外部評価の方がだいたい正確です。頼まれたということは外部から「できる」と判断されたということであり、その判断の方が自己評価よりも当てになる。
「キャリアのドアにはドアノブがついていない」というのが僕の持論です。キャリアのドアは自分で開けるものではありません。向こうから開くのを待つものです。そして、ドアが開いたら、ためらわずそこに踏み込む。

仕事にドアノブはついていない。単純に公平なdistributionと適材適所なdistributionに悩んでいる頃にこのエッセイでちょっと救われた。マネジメントの日は,自分の信念でドアを開こうと思う。
そして,自分自身にも仕事のドアが開くように日々精進せねば。

# by goritousan | 2012-04-28 15:14 | 徒然 | Trackback | Comments(1)

開幕!

開幕しました。MDリサーチャーとして。
かけんひの結果を受け取りました。研究費を頂けることになりました。ようやく心から土俵に立てます。
大学院生時代、留学中、帰国して今日までずっと見習い研究者でしたがようやく自分のふんどしで相撲をとれます。素直に嬉しいです。ちっちゃい祝賀会(周囲に外れた人もいるので。。)をやりながら心の底のわだかまりがすっと氷解しました。札幌の雪はまだ融けないけど。久しぶりに旨い酒でした。
勝負はこれからです。今までのあらゆる恩義を忘れず、オーバーアチーブメントできるように、そして血税であることを忘れずに、有り難き日々を邁進します。脱私即的。

# by goritousan | 2012-04-05 00:26 | 臨床以外の仕事 | Trackback | Comments(0)

新年度

色々忙しくてすっかり御無沙汰してましたが,再開です。新年度。いいですね。3月に別れの季節があり4月に出会う。芽吹く植物と桜に彩られる(北海道はまだまだだが)この何とも言えない季節感は日本独自の文化であり好きですね。一部の知識人がグローバリゼーションという名の下9月新年度制度を始めようとしているが,日本の文化と伝統に根付いた在り方ぐらい日本人として守ろうよと思う。この手のグロバリゼーションは身近な共同体で生きる僕のような人間にとって,あまり(全く)意義を感じない。
そんな中、我が職場も人が結構入れ替わりました。僕自身も相手もお互いのphilosophyをわかるまで数ヶ月はかかると思うが日々淡々と,です。

話は変わるが、日本のプロ野球。面白いですね。非難囂々で開幕投手に抜擢された佑ちゃんは完投するし(栗山監督、好きになりました),人情監督中畑さんもいいですね。阪神ファンの僕としては,いつの日か川藤監督(T)VS中畑監督(G)を見てみたい。データ野球そっちのけ,全ては情と男気で勝負する。効率化ばかりが重宝される世の中だからこそ,スポーツにはそんな側面を期待するのかもしれません。
では,今年度も皆さんよろしく。

# by goritousan | 2012-04-02 23:53 | 日常のこと | Trackback | Comments(0)

おやじの会

先日,娘が通う幼稚園の父親だけの懇親会があった.御年80歳の園長を囲んで「父親はどうあるべきか」を懇談するとのことで,色んな人との出会い,刺激を受ける事を期待し参加した。園児は全部で120人程いるのだが,参加者はわずか10名(笑)。同年代かと思いきや自分が最年少で,残りの方々は所謂バブル世代の先輩方が多く,皆,会社経営とか不動産経営とか世間一般でいう勝ち組の人たちばかりだった。その宴席で知ったのだが,その幼稚園は,日本で最初に英語教育を取り入れたインターナショナル幼稚園らしい。
「これからの時代は英語が必要だから」とか「英語を使えないと仕事で将来困るから」といったグローバリズムでユニクロ的哲学をお持ちの諸先輩方の教育論と「基本は,母語である日本語で,伝統,文化に基づいた道徳を教えるべし。英語はツールにすぎない」という僕の考えは相容れる物でもなかったが(だったらインターナショナル幼稚園とかに入学させるなと言われそうだが。),自分の知らない分野の話しが色々と聞けて有意義だった。
教育論を展開できる程立派な人間でもないが,安倍元首相曰く,「至らない大人でも子供に道徳を伝える義務からは逃れられない」ので,来年は諸先輩方を論破できるくらい道徳史を学び,実践せねばと思った次第である。

# by goritousan | 2012-02-12 11:54 | 徒然 | Trackback | Comments(0)

2012年

真冬の北海道の厳しい寒さを改めて体感しながら,「去年の今頃は..」などと思いに耽る余裕もあまりなく,自由は不自由の際で生ずという諭吉先生の言葉を反芻する日々である.そんな中,今年も拙いながらもブログを継続していきたいと思います。実験グループを独立総合循環麻酔研究所的な存在にできるように知恵を絞って頑張ろうと思っております。

独立総合研究所社長 青山繁晴氏の「僕らの祖国」。お勧めです。

# by goritousan | 2012-01-25 19:54 | 徒然 | Trackback | Comments(0)

< 前のページ 次のページ >